アスリート×読書〜怪我をした時の読者のススメ! ブログ | 加納由理オフィシャルサイト

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パンダブログ

2017年6月12日

アスリート×読書〜怪我をした時の読者のススメ!
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ケガをした時の読書のすすめ

アスリートにとって、怪我をすると練習が出来なくなります。

ビジネスに例えると、仕事が出来ないということになるのです。

当然、練習ができなくなると気持ちが落ち込みます。

現役時代の最後の2年間は特に怪我が多く、その上結果も残せない状況が続きましたので、かなり気持ちの落ち込みが大きかったのです。

リハビリ生活を送っていた時期、たまたま行った本屋で今の自分の気持を楽にしてくれそうなタイトルの本があったのを目にしました。

その頃、自分はこのままでいいのか、自分のあり方に迷っていた時期でしたので、
「少しでも今の自分の気持ちが楽になるのであれば、色んな本を読んでみよう。」と思ったのです。

私は恥ずかしながら、読書が苦手でした。

怪我が多くなる前まで時間があってもなかなか本を開かなかった私。

監督からも「本は読んだほうがいい。」と勧められても、なかなか読まなかった私がなぜ本を読もうと思ったのか?

今回は、怪我が多くなったことで、なぜ本を開こうと思ったのか?

そして、本を読んでみてこれまでの自分の考えを変えるような気付きがあったことや、怪我との向き合い方などを書かせていただきたいと思います。

本を読もうと思ったきっかけ

ベルリンにて川越監督とランチを食べる加納由理

そんな中、初めて手にした本は川越監督からいただいた、「Good Luck」と言う本でした。

実はこの本、2007年の初マラソン前に川越監督から頂いた本で、4年間も開かずに置いてあった本だったのです。

怪我をしていると時のトレーニングは、補強トレーニングが中心で、それも1日中やっているわけではないのです。

ですから、トレーニングの合間に本を読んだりしていました。

この本の内容は、簡単に言うと、結果を出す行程の中に、種植えや土台作りの必要性についてのような内容でした。

その頃の自分と重ね合わせて読んでいましたので、本の内容が自分の味方になってくれて、焦る気持ちを抑えるような気持ちになりました。

もっと早くから読んでおけば良かった

2015年都道府県対抗女子駅伝のゴールの瞬間

私は、30歳を超えるまで大きい怪我や長い怪我をしたことがありませんでした。

また、これまでは自分の事を振り返る余裕がなかったのです。

ですから、現役時代最後の2年間、怪我が多くなったことで今まで気付かなかった色々なことに気づき始めたのです。

読んだ本の内容そのものが、全て自分の中に吸収されたということはありませんが、怪我が多くなったことで苦手な本が読めるくらいまで気持ちのゆとりが持てるようになったのです。

例えば、自分を支えてくれている周りへの接し方、走れない他の選手への気づかいなど、今まで以上にゆとりをもって感謝できるようになりました。

もっと早くから本を読んでおけば、周りへの接し方も違って、結果も変わっていたかもしれませんね。

成功をパターン化している自分に気づく

10代、20代、30代と競技生活を送ってきて、振り返ってみると、走れたり走れなかったり波はあるものの、比較的順調に記録が伸びていました。

「このトレーニングができたら、このくらいのタイムで走れる」といった、自分の中にある成功パターンに取り憑かれているところがありました。

しかし、競技生活最後の2年間は、怪我が多くなったことで、思い通りのトレーニングがだんだんできなくなりました。

これまでは、世界で戦うトップ選手を目指していました。しかし、30代中盤で自分が走る意味が変わってきたことにも気づきました。

それは、トップでなくても周りに与える影響があることに気付きました。

皆さんが知っているスポーツ選手で言うと、野球のイチロー選手やサッカーの三浦知良選手のように存在自体が、若い選手やチームに影響を与える感覚がわかってきたのです。

年齢を重ねたことで、戦い続けることの意味や表現が変わってきます。

トップの成果を出すことを求められていた感覚から、「今の自分の全力を尽くす」と言う感覚になってきたのです。

先輩である弘山晴美さんの後を追う加納由理
30代の走る意味を間近で見せてくれた弘山晴美さん

うまくいかない時、怪我をした時、読書のすすめ

アスリートは、怪我をすると通常のトレーニングができなくなってしまいます。

怪我をした時のトレーニングは、補強トレーニングや水泳と言ったようなトレーニングを行うのですが、そんな時こそいつもとは違う時間の使い方をしてみるのもいいのではないかと思います。

私は、本を読むことでこれまでの自分を振り返り、棚卸しをすることが出来ました。

怪我をした時こそ、成長の場と考えると気持ちも楽になり、また怪我が回復したら今まで以上に競技への気持ちの入り方も変わったのです。

人生も仕事も、うまくいかないときこそ自分を振り返る機会となり、成長の浮き沈みがあるからこそ人は強くなるのです。

私も、まだまだ未熟な所も多いですが、引退した後も今の現状に満足せず、日々成長と思いながら、新しいことに挑戦する日々です。

そんな私のこれまでの経験のノウハウが皆さんのお役に立てれば幸いです。

今後もどうぞよろしくお願いいたします。

最後におまけ。当時の私が読んだ本

・Good Luck

川越監督から進めていただいた本。幸運のためにはしっかり準備すること、準備ができた人には機会が訪れることを教えてくれました。

・置かれた場所で咲きなさい

長い怪我をした時に、自分はここにいていいんだろうか?と思っていた時に読みました。走れない日々で地味なトレーニングも、下へ下へ根を伸ばすこんな時も必要。と思わせてくれた本です。

・折れない心をつくるたった1つの習慣

怪我の連続で負のスパイラルに陥った時に出会った本です。自分は折れてしまったと思っていても、どこかで何とかなるだろうという気持ちもありながらも、へこたれそうになったのも事実です。完全タイトルで選んだ本です。

・誰よりもたくさん挑み、誰よりもたくさん負けろ!

負のスパイラルに陥っていた時に読んだ本です。失敗しても逃げない。
「努力」という言葉は、自分で使うものではない。
言い訳しない、遅刻しない、逃げない。
これは、私が大事にしたい言葉ですね。


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