失敗レースが自分に教えてくれたこと。 ブログ | 加納由理オフィシャルサイト

facebook twitter amebablog instagram

パンダブログ

2018年10月19日

失敗レースが自分に教えてくれたこと。

皆さん、こんにちは!

現在、日本国内では、空前のマラソンブームは落ち着いたものの、マラソン大会が季節問わず各地で開催されていますね。

私も、現役時代も引退した今も、オフシーズンなく、走り続けています。

年間何本もレースを走っていれば、いつもいいレースばかりではないのがマラソン。

私も、22年間現役選手やってきて、自分自身が満足できたレースは、5本あるかな?といったような感じです。

「22年やってきて、たった5本?」と思うと、自分に厳しいなとも思うところもありますが。

自分の納得のいくレースをするために、何度も失敗して、それを修正して次のレースを走る。

失敗って辛いんですけど、成長するにはかなり大切なことなんですよね。

今回のブログは、「失敗レースが自分に教えてくれたこと。」と題し、書かせていただきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

失敗したことで気づいたこと。

22年間の競技生活で、失敗レースはたくさんしてきていますが、自分自身失敗レースとして、一番忘れられなくて、一番成長させてくれたのが、2008年の大阪国際女子マラソンと2008年の名古屋国際女子マラソンです。

この年は、2008年に北京で開催された、北京オリンピックの選考会になっていました。

私自身は、フルマラソン3回目、2007年の大阪国際女子マラソンで初マラソン2時間24分43秒で3位に入り、同じ年の北海道マラソンでも優勝しており、まだ、フルマラソンの怖さを知らなかったのです。

2007大阪国際女子マラソンブログ

2007北海道マラソンブログ

私は、自身フルマラソン3本目のレースになった、2008年の「大阪国際女子マラソン」では、レースの17km付近で「足底筋膜炎」の悪化により、途中棄権しています。

レースの途中で走るのを止め、大会側が準備してくださった車で宿泊先のホテルに向かう車の中では、「選考会で途中棄権なんて、何てことをしてしまったんだ、もう、この先のことは考えられない。」と言うくらいショックを受けていました。

そして、気持ちの整理のつかないまま、レース当時の夜、監督とコーチと話し合いました。

話の内容は、次の選考会レース、3月の名古屋国際女子マラソンで再挑戦するかについてです。

気持ちの整理はついていませんでしたが、私自身、「次の名古屋は出場しない。」という選択はないと思いました。

名古屋のレースを走るという選択はしたものの、その時点では名古屋のレースでしっかり戦いたいという覚悟もありませんでした。

それは、「足底筋膜炎」は、数日休んで治るような怪我ではないからです。

予想通り、脚は一向に良くならず、合宿先のアルバカーキでは、朝からトレーニングジムで水泳、筋トレ、バイク(自転車)を毎日繰り返すばかりです。

良くなったかと思って試しに走り出せば、やはり痛い。


合宿先のアルバカーキでよく走りに行っていた、周回1.7kmくらいの芝生の広場

レースの日が近づいてくる不安、一向に良くならない脚に焦り、ついに私は気持ちが諦めに入り、監督に「ここにいても、脚が治らないんで、日本に帰りたい」と言いました。

すると監督から、「日本に帰ったら、脚は治るの?ここで日本に帰ったら、名古屋のレースは走れないよ。」

「レースのスタートラインに立てても立てなくても、選考会が終わるまで今やれることをやりきるのが大事じゃないのか。」

「選考会が終われば、次に進めるんだから、最後までやりきりなさい。」という言葉が帰ってきました。

この言葉にかなり救われました。

これまでの私は、レースに間に合わせないといけない不安ばかりだったのです。

「レースを走る走らないではなく、自分が決めたことは最後までやりきる。それがどんな形であろうと、次に進むための成長の糧になるんだな。」ということを知りました。

その後、順調に私の脚は順調に回復し、名古屋国際女子マラソンでは優勝はできなかったものの、3位に入ることができました。


2008年名古屋国際女子マラソン

当初は、優勝してオリンピックの代表になることが目標でした。

代表にはなれなかったものの、怪我を乗り越えてレースができたことで、当たり前のようでで当たり前でない、「決めたことを最後までやりきる。」という、すごく大切なことが実感できたのです。

まとめ

競技をしている以上、怪我は、ほんとにしたくないし、レースを途中棄権したり、レースを棄権することはほんとに競技者としては辛いのです。

とはいえ、今回のような経験をすることで、怪我をすることは、競技をストップするんじゃないということも知りました。

怪我をしている時間も、自分は進化し続けているんだと。

走れないこの時間を耐え抜くことで心を鍛えてくれているんだなと思うと、怪我をしている時間は、競技をする上でとても大切な時間なんだなと感じていたのです。

走ることにせよ、仕事にせよ、怪我をしたり悩むことでストップしてしまうのは、成長する上で通らなくてはならない道ですね。

私も、ビジネスに関しては勉強中ですが、現役時代に良いことも失敗も経験してきたから、競技を続けてきた努力は必ずビジネスでもやっていけると信じて日々を過ごしています。

この文章を読んで下さった皆さんにも、日々を過ごす中で、仕事や趣味などの中で少しでも参考にしていただけると幸いです。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。


関連記事