2024月03年06日
津和野SLマラソンに参加してきました。
高台に建つ太鼓稲成神社の境内からみた、津和野の街並み
先日、3月12日に、島根県の津和野市で行われる「津和野SLマラソン」にゲストランナーとして参加してきました。
首都圏の方だと島根県に馴染みのない方もいらっしゃるかと思いますが、 今、地域創生、町おこしのPRに力をいれており、様々な取り組みにより、注目が集まっている県でもあります。
その島根県にある津和野町は山口県との境のあたりにあり、東京からは飛行機で70分、いちばん近い萩・石見空港からは車で1時間のところにあります。
かつて津和野藩亀井氏の城下町として栄え、いまもその素晴らしい街並みと景色が残っており、「小京都」と言われ日本遺産として指定されています。
今回、私は現地にいくことでその魅力を存分に味わうことができました。
また、津和野町の下森町長ともお話させていただく機会があり、どのような考えでマラソン大会を行い、地域の魅力発信をしているかについて伺うことができました。
今回は私が全国をまわる中で見えてきた、このマラソン大会を通じた地域創生と、津和野の魅力についてお伝えしたいと思います。
実は私、島根県のふるさと親善大使なんです!
数ヶ月に1回、島根県の最新情報の資料が届きます(シマネスク)
私の両親の出身地である、島根県。
私もご縁があって、昨年から島根県の魅力を広く多くの方に知っていただくため、ふるさと親善大使「遣島使」に就任しています。
そのおかげで、昨年から島根の地域創生の最先端で取り組まれている方ともご縁ができ、「温泉総選挙2016」で日本一になった玉造温泉の再生の立役者の角さんにも実際お会いし、お話を聞くことも出来ました。
まちラボURL →http://machizukuri-labo.net/interview/sumiyukiharu/
また、定期的に島根の取り組み(地域創生、観光など)の冊子が自分の元に届きます。
その中でも写真が魅力的だったのが津和野でした。
ですからこうした情報を元に、訪れました。
私は初めての訪問でしたが、改めて島根には津和野のような魅力的な場所がたくさんあると感じました。
「only oneを目指す」という津和野町長さんのお言葉
大会前日、津和野の下森町長と会食でお話する時間がありました。
「津和野SLマラソンは、1000人規模という都市型のマラソン大会に比べると小さな大会ですが、only oneの大会を作りたいと思ってやってきました。
なぜなら、日本遺産になっている城下町を走れる大会は他にないのです。」と、おっしゃられていました。
私自身も、いろいろな大会にゲストとしてお招きいただきますが、趣のある昔ながらの雰囲気がある城下町を走れる大会は初めてです。
スタート、ゴールになっている津和野高校の体育館で開会式
人数がそれほど多くないと、参加者であるランナーや主催者の皆さんの距離感が近いというのも、良い点ですね。
人の温かみを感じられるとその土地に対する想いも深くなるものです。
この大会の場合、県外から観光とセットでいらっしゃる方もいらっしゃいますが、地元の方や、県民の方にも愛される大会ではないでしょうか。
津和野SLマラソンの当日の様子
さて、ここからは、マラソン大会の当日の様子についてお伝えします。
今回はゲストランナーとしてハーフマラソン途中まで、1.8km小学生・ファミリー、10kmを走らせていただきました。
(過去のゲストランナーには、増田明美さん・君原健二さん・尾崎好美さん・小林祐梨子さんなど)
町長さんがおっしゃった、日本遺産の街を走るというのをしっかり堪能できました。
メインストリートの城下町は、実は大会前日に自分でも歩いていました。
大会は、この津和野のメインストリートを走ります。
城下町のど真ん中を走るのは、今までの経験からはなかったことでしたので時代がタイムスリップしたようで、斬新でした。
参加者は、県内から来ている方や、山口から来ている方も多く、ファミリー参加も観られました。走るのと、観光をセットで来ている人も多いそうです。
津和野の雰囲気を楽しみたい。という思いから思わずキョロキョロしながら走ってしまいましたよ。
何と言っても観光を楽しまないと。
ランナーにとってマラソン大会は、レースだけでなく、観光も楽しむと1回で2度美味しいと思います。
私もレース後、津和野の街を観光してきました。津和野はわりとこじんまりとしているので、2時間くらいで町の要所をめぐることが出来ました。
レースで走ったメインの城下町をゆっくり歩き、観光地にもなっている、太皷谷稲成神社→津和野役場→酒蔵→SL列車→津和野町日本遺産センターをまわってきました。
太鼓稲成神社(たいこいなりじんじゃ)は、高台に建つ日本五大稲荷のひとつに数えられる神社
狐にお供えする油揚げ
境内までは、およそ100本の鳥居をくぐりながら階段を上がっていきます
伝統ある津和野の酒蔵
SLの走る町としても有名な津和野
具を白いご飯で覆い隠していただく「うずめ飯」は、質素倹約の時代に役人から贅沢を隠したアイデア料理で、島根県西部の山間部で食べられている郷土料理。
最後に行った津和野日本遺産センターで、津和野藩内の人々の暮らしや文化を描いた「津和野百景図」をみて、昔も今も変わらない津和野の街を歩いてきたことに気付きました。
例えば、私がレースで走った橋や大きな松の木の場所が江戸時代とまったく変わっていないなどの驚きがありました。
皆さんも津和野へ遊びにいらして下さい
今回、初めて津和野へ行ってきましたが、実は、以前から自分でもいきたかった場所でしたので、事前からサイトやパンフレットをみて、下調べをしていました。
実際行く前は、城下町のイメージが強かったのですが、行った後は街も素敵な上、山の上から見下ろす景色も綺麗なことを知りました。
2時間もあれば、十分楽しめる小さい街に魅力満載ですので是非、いらして下さい!
津和野へいらした際は、一緒に近くの萩・石見も楽しめますよ。
ランナーの皆さん応援の方も、昔の街並みをそのまま残した日本遺産の街を駆け抜けれるマラソンはここにしかありませんので、是非、津和野SLマラソンにいらして下さい!
島根ふるさと大使を務める私も、また、新しい島根の顔を知り、更に好きになりました。
是非、皆さんも島根に遊びに来て下さいね。