2024月03年06日
10月29日に開催されました、2017金沢マラソン。
昨年もこの金沢マラソンにはゲストペーサーで参加させていただき、大会の特色をご紹介させていただきました。
今年は、4時間15分ペーサーとして走らせていただき、そして、今回は昨年と違った新しい取り組みもありましたので、ブログの中でご紹介させていただきたいと思います。
金沢マラソンの熱い雰囲気が、ブログを通じて伝われば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
今年の大会、特別ゲスト・ゲストランナーは?
金沢マラソンは特別ゲストとゲストペーサーで走るランナーが豪華というところが、大会の1つの目玉でもあるのですが、今回も世界大会を経験した、豪華なゲストペーサーと一緒に大会を走ってきました。
今回の、大会特別ゲストはアテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずきさんということで、野口さんに声掛けをしてもらったランナーは、走る力になられたのではないでしょうか。
ゲストペーサーは、
3時間ペーサー、尾方 剛さん(広島経済大学陸上競技部監督)/2005年ヘルシンキ世界選手権3位、2008年北京五輪13位
3時間15分ペーサー、小島 忠幸さん(旭化成陸上部ヘッドコーチ)/1999年セビリア世界選手権代表
3時間30分ペーサー、西田 隆維さん(オーランド代表)/2001年エドモントン世界選手権9位
3時間45分ペーサー、諏訪 利成さん(日清食品グループ陸上競技部コーチ)/2004年アテネ五輪6位、2007年大阪世界選手権7位
4時間ペーサー、新宅 雅也さん(エスディコーポレーション)/1988年ソウル五輪17位
4時間15分ペーサー、私、加納 由理(ウィルフォワード)/2009年ベルリン世界選手権7位
4時間30分ペーサー、松尾 和美さん(CHIBA RUNNER.m代表)/2001年エドモントン世界選手権9位
4時間45分ペーサー、大南 博美さん(ユティック陸上部)/2005年ヘルシンキ世界選手権10000m代表
大南 敬美さん(ユティック陸上部)/2001年エドモントン世界選手権・2003年パリ世界選手権代表
5時間ペーサー、市河 麻由美さん(ランニングアドバイザー)/1999年セビリア世界選手権17位
以上のメンバーです。
フルマラソンは距離が長い分、きつい場面が何度も訪れますので、一緒に走れる心強い味方がいるとモチベーションも上がりますよね。
私は、今回4時間15分切りを目標にするランナーと一緒に走らせていただきました。
集団の中で途中、ペーサーとランナーが声を掛け合い、お互いを励ますことで、気持ちが前向きになるような雰囲気がありました。
タイムが速いランナーも完走を目指すランナーも、自身の目標達成へ向かって走るランナーの姿は、私にも刺激が強かったです。
ゲストランナーも油断できなかった小学生陸上教室
今年は、大会前日に地元小学生4〜6年生向けに「ジュニアランニングレッスン」を開きました。
実はこの陸上教室、昨年は開催していなかったのです。
昨年の大会終了後の食事会で「マラソン大会には小学生が参加出来ないから、ゲストランナーと地元の小学生が一緒に走る機会も作れるといいね」と言う話になりました。
そして、その話が今回実現したのです。
陸上教室は金沢市内の競技場で開催する予定でしたが、生憎の雨で市内の体育館に変更になりました。
それでも、教室には150人もの地元小学生が参加してくれました。
講師は、大会ゲストペーサーから小島さん、西田さん、大南博美さん、大南敬美さん、私の5人で進行させていただきました。
先ずは、小学4年生と小学5、6年生に分かれて動的な動きづくりを行いました。
スキップでも簡単にできそうな動きから、複雑な動きのスキップまで何通りも挑戦してもらいました。
みんな複雑な動きになると「え〜、分からない」「この動き難しい」とか言いながらも、楽しそうにやっている姿が微笑ましかったです。
そして、動きづくりの後はみんなでランニングです。
私は、4年生グループの先頭を走らせていただいたのですが、皆私を抜きたくてうずうずしている様子が後ろから伝わってきました。
ですから、最後の1周は「自由に走っていいよ」と言った途端、すごい速さで追い抜かれました。
今回、参加してくれた小学生は皆、陸上をやっているわけではなく、違うスポーツをやっている子も参加してくれました。
今、陸上をやっているやっていないに関わらず、こうしたイベントに参加して色々と興味を持ってくれることは嬉しいことですし、教える側もやりがいがありますね。
天候は雨、完走率が下がらない理由、それは!?
今年の金沢マラソンは、最初の1時間こそ曇り空で雨に打たれなかったものの、途中から雨が降り出し、生憎の雨の中でのレースとなりました。
次第に雨が強まり、コンディションは厳しくなったものの、後から聞くと今年の完走率は95.41%(昨年96.71%)ということでした。
レースで気持ちよく走る為には、当日の自身のコンディションや気象条件が大事になってくるかと思います。
自分のコンディションは整えられても、気象条件に関してはコントロール出来ません。
良いコンディションに恵まれてもきついフルマラソン。
このきついマラソンの心の支えになる要素が多くあるのが、金沢マラソンなのです。
その心の支えになる、1つの目玉が昨年の大会レポートでもご紹介させていただきました、食べまっしステーションです。
食べまっしステーションには、金沢ならではの名産品が用意されており、このポイントを楽しみに走られているランナーも多いと思います。
食べまっしステーションは、
・13.0km地点、能登ねりものステーション(スギヨの加賀揚など)
・18.1km、百万石和菓子スポット(金沢マラソンロゴ入りどら焼き、きんつばなど)
・26.6km、石川県産米・野菜スポット(いなり寿司、大学芋など)
・30km、金沢カレースポット(金沢カレー)
・34.8km、石川県スイーツスポット(シャインマスカット、クッキーなど)
私も、自分のレースでは途中で給食をすることはほとんどありませんが、今回はどら焼き、いなり寿司、カレーをいただきました。
給食ポイントは混雑して走りにくいのかと思って、私も嫌煙しがちでしたが、金沢マラソンはコース上の広範囲に渡って取りやすいように配慮してくれているので、目当てのものがとれないという心配はないのです。
ちょっとした配慮も、走りやすいレースのポイントなのではないでしょうか。
そして、もう一つ忘れてはならないのが、沿道で応援して下さる地元の方です。
私が昨年、初めて走らせていただいた時に驚いたのが沿道の応援の熱さでした。
「なぜ途切れない応援があるのか?」私は昨年から気になっていましたので、大会関係者の方に聞いてみたところ、「年間通して、金沢マラソンのために応援の練習をしている」ということでした。
この言葉を聞いて、金沢マラソンはランナー、応援して下さる地元の方、そして大会の主催者の方と皆、参加型の大会だなと感じました。
ゴールでランナーを迎える、山野金沢市長さん
まだ3回という若い大会で、地元の方も参加型の大会を作り上げるというのはとても難しいことだと思うのですが、今後、金沢マラソンのような皆参加型の大会が増えていけばいいなと思いました。
金沢マラソンで、マラソン以外の楽しみと言えば?
日本を代表するおもてなし県の金沢ですから、マラソン以外の楽しみもありますよね。
今年も、大会後は加賀料理をいただき、南京玉すだれも披露していただきました。
昨年は初めてで、色鮮やかで上品な料理、南京玉すだれのクォリティのティの高さに驚きばかりでしたが、今年は落ち着いてパフォーマンスを堪能出来ました。
今年も、南京玉すだれを披露していただきました
こんな大きいのどぐろは、初めてみました
見た目も美しい、加賀料理
金沢を代表する、地酒「天狗舞」は、食事との相性抜群です
観光名所の1つである、ひがし茶屋街
マラソンは色々な楽しみ方があるかと思いますが、マラソンと観光をセットにして走りに来るランナーも多いと思います。
観光とセットで1度で2度美味しいマラソンは、また記録を狙うマラソンとは違った楽しみ方が出来るのではないでしょうか。
まとめ:金沢マラソン2017を振り返って
昨年に続き、今年もゲストランナーとして参加させていただいた、金沢マラソン。
今年は、台風の影響を受けスタートの曇り空から、次第に雨と変わりましたが、雨でも変わらない沿道の応援は走るランナーにとっては心強い味方だったと思います。
私も、走っていて改めて感動し、「やっぱり、金沢マラソン好きだな。」と思いました。
同級生の野口みずきさんと1年ぶりの再会、これも、大会ならではです
マラソン大会1日のために、地元の方を巻き込んでの盛り上げは、日頃からの努力の賜物と感じました。
雨の中、3時間も帰ってくるランナーを競技場で出迎える、山野金沢市長さんの姿も大会への熱さを感じました。
まだ、金沢マラソンを走られたことのない方は、是非、一度大会の熱量を肌で感じていただきたいと思いますし、このブログを参考に来年の参加大会候補にしていただきたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
金沢マラソン2017のサイトはこちら