2020月01年15日
マラソンと陸上競技
オリンピックイヤーのトラックレースシーズン
日本の実業団選手は駅伝やマラソンをメインにしている人が多いため、10月〜3月くらいは駅伝やマラソンがメインレースになりますが、春になりトラックレースが本格的に始まりました。3月で主要なマラソンレースが終わり、4・5月は暑くなるまでの期間が記録も出しやすい時期です。
特に今年はオリンピックイヤーでもあるので、オリンピックを意識し、「派遣設定記録」や「参加標準記録」を目指して、海外レースや日本グランプリやゴールデンゲームズと呼ばれる大会で記録を狙っている選手が多くいます。
春季サーキットレース
私もトラックレースをメインに競技をしていた時は、GW(ゴールデンウィーク)中の国内レース(兵庫リレーカーニバル・織田記念・静岡国際・ゴールデングランプリ)など、10日間位で3レースくらい転戦していました。
マラソンや駅伝に対して、陸上競技は一般の方からすると見る機会が少ないかもしれませんが、非常に面白くて奥深い陸上競技について書こうと思います。
陸上競技の楽しみ方
陸上競に興味をもったきっかけ
私には5つ年が上の兄がいるのですが、兄が中学で陸上部に入っていた影響で小学生低学年の頃から陸上競技を見るのが大好きでした。春季サーキットの中でも地元である兵庫リレーカーニバルには毎年見に行っていました。
兵庫リレーカーニバルは、地元兵庫県の小学生のリレーから始まり、中高生のリレー、長距離種目、そして実業団選手のグランプリシリーズへと進んでいきます。
兵庫リレーカーニバルを初めて見に行ったのは兄が中2で小学3年生の時で目的は兄の応援でした。
こんな大きな競技場で競技をするということに感動し、走る人、跳ぶ人、投げる人、全てに興味津津でした。 すれ違う選手は学生選手でも実業団選手でもみんなとてつもなくすごい人達に見えていました。
種目ごとの楽しみ方
陸上競技は種目が多いこともあり、競技ごとに楽しみ方があります。私が特に興味をもったのは跳躍選手でした。跳躍選手は競技中に自分のモチベーションを高めるために手拍子を観客に求めることがあります。当時の私にはこの手拍子のリズムに乗って競技をするスタイルはすごくかっこ良く映りました。
このように陸上競技においての選手のパフォーマンスだけに興味をもつだけでなく、陸上競技の見方など、将来専門種目になる長距離に限らず、色んな種目に興味を持ちました。
同じ小学3年生の時にも兄のレースの応援で東京・国立競技場にも初めていきました。その時の写真で「1991年東京世界選手権を成功させよう」という電光掲示板の前で嬉しそうに写っている自分の写真があったことを覚えています。
憧れの選手をもつ
憧れの選手がいると更に陸上競技は楽しくなると思います。私が、最初に憧れた選手は当時ニコニコ堂で競技をしていた松野明美さんです。小学4年の時の兵庫リレーカーニバルで日本人で初めて10000mで32分台の32分53秒75の日本新記録を出したレースをみて、初めて陸上競技選手に憧れをいだきました。
それからは、本格的に私も陸上競技を始めたことによって、選手の走り方の真似とかしてみたりすることもありました。実際は一人ひとり骨格などが違うので、同じ走り方になるなんて無いんですけど、気分は実業団選手でした。
最近では、2009年の世界選手権でヨーロッパに行った時は「EURO SPORTS」というスポーツ専門のチャンネルで海外のトラック種目をテレビ越しでしたが、久しぶりにじっくり見て、改めて陸上競技は面白いと思いました。
やはり、自分の知っている選手は応援したくなります。私も知っている選手はミーハー的に応援したいと思っています。今ではテレビや雑誌だけではなく、インターネットなどで選手のことを知ることもできますし、以前よりも身近に感じることができると思い明日。
気軽に見に行くことができるトップスポーツ
そして、陸上競技が良いところは、そんな憧れや尊敬を抱いている選手を生で見に行くことができることにあるのではないでしょうか。是非、一度、競技場に足を運んでみてはいかがでしょうか?
私も、たくさんの方が声をかけてくださったり、SNSなどでコメントをいただいたりしますので、そんな応援してくださっている方々に元気や勇気を与えられるよう、現役時代とはまた違うスタイルで気持ちに応えるべく頑張っていきたいと思っています。
トップ画像出典 EKIDEN News http://ekiden-news.jp/