2024月03年06日
2017年加納由理 上半期 7大TOPICS
いつも加納由理を応援していただき、ありがとうございます。
2017年も、あっという間に半分が過ぎてしまいましたね。
先月のサロマ湖100kmウルトラマラソン優勝の反響がまだ残っているところですが、 今回のブログでは加納由理2017年上半期の振り返りとしまして、7大TOPICSを書かせていただきます。
加納由理の上半期は、サロマ湖100kmだけではありません(笑)
是非、ご覧ください!
その1 人生初の100kmウルトラマラソン初優勝
現役時代、トラック競技、駅伝、マラソンと、年齢と経験を重ねることで、距離を伸ばし、世界へ挑戦してきた私でしたが、 今年ついに100kmのウルトラマラソンに挑戦しました。
走ろうと思ったきっかけは、自分のラン仲間がお仕事をしながら自分の目標達成に向かっていく姿に刺激され、「今の私が世界一になれるチャンスがあるのは、100kmウルトラマラソンだ」と思ったからです。
そして、先月サロマ湖で100kmウルトラマラソンに初挑戦し、初優勝することが出来ました。
実際、走ってみての正直な感想は「しばらく走りたくない」です。
100km、ほんと長いです・・・。
レース中も、2回くらい「やらなければよかった」と思いました。
しかし、世界一になりたいという強い気持ちと、挑戦したいと思うきっかけを作ってくれたラン仲間の事を、めげそうになった時に思い出して頑張りました。優勝できて本当に良かったです。
【関連記事】
→速報:加納由理サロマ湖100kmウルトラマラソン優勝しました
→サロマ湖100kmウルトラマラソンに初挑戦・優勝して見えてきたこと
→《回顧録》サロマ湖100kmウルトラマラソン。悪天候、ハードな戦いを乗り越えて
その2 C3fitランニングワークショップ〜ランニングと座学を融合させた新しいランニングワークショップ〜
南青山で展開されている、次世代アスレチックスポーツショップN/(ニュートラルワークス)さんで1〜3月の3カ月間に渡って開催されました、C3fitランニングワークショップで初司会を担当させていただきました。
ランニングワークショップの司会は人生初の挑戦です。
このC3fitランニングワークショップは、ランナーが集まって“ただ走るだけ”の練習会ではありません。
ランニングのパフォーマンスを上げるために必要な栄養学や心理学など、その道のスペシャリストを毎回お招きして走る前に座学の講座を開き、その後に、学んだことに紐付けたランニングトレーニングを実践してもらうという形式のワークショップなのです。
→参加者の方からは
「股関節の可動域が広がるストレッチ法や自分に大切なコアの部分が学べて良かった」
「なかなか体験することの出来ない低酸素ルーム体験が新鮮だった」
「走る以外での学びができてとても良かった」
といった感想を頂き、大満足していただきました。
司会進行は初めての経験でしたが、「上手にこなす」ことよりも、「一回一回大切に一生懸命やる」ことが参加者の皆さんに満足いただけるワークショップをつくる上で大切なことなのだと気づかされました。
このようなランナーの深い学びにつながるランニングワークショップを、全国で展開していきたいと強く感じました。
【関連記事】→C3fit RUN Workshop
その3 目黒のオフィスでパンちゃん新年会
2017年の年明け早々、私の現役時代の先輩方・引退後からお世話になっている方などをオフィスにお招きして新年会を開催しました。
その新年会の中で、私が今取り組んでいることこれからの加納由理の展望をゲストの方にプレゼンテーションさせていただきました。
パワーポイントを使った10分くらいのプレゼンでしたが、以前のあまり話さない私を知っている方からは
「加納がちゃんと人前で話している!」
「笑うようになった!」
「いい意味ですごく変わった!」
と言っていただきました。
極力避けていた“人前で話すこと”や苦手だった“笑うこと”などから逃げずに向き合ってきた結果なのだと実感しました。
お世話になっている方々に、自分の成長をみせることができて本当に嬉しく思いました。
その4 泣きながらのスピーチトレーニング
その新年会での10分プレゼンを褒めていただいたのも、人前で話す話すトレーニングを継続してきたからです。
現在私は、経営者や多くのビジネスリーダー向けにプレゼン研修をしている劇団四季の元主役の佐藤政樹さんに直接人前で話すトレーニングをしてもらっています。
私は佐藤さんの特別トレーニングを受講するのは実に4回目だったのですが、今回のトレーニングの中のあるワークで泣いてしまったのです。
そのワークとは、朗読です。
佐藤さんの朗読トレーニングはただ読めばいいわけではありません。
聴いてくれている方が物語をイメージするようにニュアンスを込め、そして言葉に実感値をもたせて表現しなければなりません。
佐藤さんのフィードバックにより自分の厚い殻を何度も破ったせいでしょうか、途中で涙が止まらなくなってしまいました。
本気でやると、思ってもみないことが起きることを知った佐藤さんのトレーニングでしたね。
スピーチトレーニングのように、ランニング以外の苦手なことでもコツコツ努力することを怠らず、自分の可能性に蓋をせずに、私はさらに能力を高めていきます。
その5 気持ちの変化が起きた東京マラソン2017
世の中では空前のマラソンブームが続いています。その中でも東京マラソンは当選確率が11倍という、出るだけでも難しい大会です。
私は、東京マラソンを走ったのは昨年に続き2回目でした。
昨年は2時間40分を切るという目標で挑み、2時間39分36秒でゴールし、見事目標を達成しました。
今年は特に目標は作らず、全力を尽くしレースを楽しもうという気持ちで走りました。
結果は2時間45分09秒。
楽しめればいいと思ったはずなのに、なぜかレース後は不完全燃焼感に襲われたのです。
そんな時です。
仕事をしながらこの東京マラソンのために日々のトレーニングに励んでいた身近なラン仲間が見事に高い目標を達成して、嬉しそうに話している姿をみました。
その嬉しそうな表情をみて私もまた大きな目標を作って走りたいなと思ったのです。
この東京マラソンをきっかけに決意したのが「100kmウルトラマラソンで2018年の世界選手権に出て優勝する」ということ。
そこで6月のサロマ湖100kmウルトラマラソンに挑むことを決意しました。レース前は色んな葛藤がありました。 正直「100kmも本当に走れるのか?」自分に対しても半信半疑でした。
しかし、年齢を重ねても挑戦できる場を自分自身で作っていこうという気持ちが不安な気持ちを上回りました。
そして優勝できました。2018年の世界選手権も絶対に優勝します!みていてください。
【関連記事】→なぜ、目標達成したのに不完全燃焼だったのか?私の東京マラソン2017
その6 全国各地マラソン大会ゲストランナー〜地域魅力発信レポーター加納由理〜
おかげさまで、全国各地で開催されているマラソン大会にゲストランナーで呼ばれる機会も多くなってきました。
現役時代にも幾つかの大会に行かせていただいていましたが、その時は男性のトップ選手と肩を並べて走ることで、大会を盛り上げる役割を担うことが多かったのです。
今も、もちろん走って盛り上げる事もしますが
大会参加者の募集の段階やゲストランナーとして私が参加してみて初めてわかった大会の魅力などをブログやSNSを通じて発信したりすることも、私はさせていただいています。
元々、子どもの頃から外に出るのが好きで珍しいものに興味が湧くというところがありました。
大会に行くと、地元の方ともお話する機会も多くあり、必ずと言っていいほど、行かせていただいた地域のファンになってきます。
ゲストランナーで行かせていただいた後に私が発信したブログ記事は、主催者の方にも大変喜んでいただいています。
今、日本各地でマラソン大会が催されていますが、まだまだその地域の魅力を伝えきれていないところがたくさんあると私は感じます。
大会を通して気づいた、その地域の魅力や特色・大会に関わる人たちの熱意を、私でしかお伝えできないような表現の仕方でこれからも発信していきますね。
【関連記事】
→日本遺産の城下町を駆け巡る「津和野SLマラソン」に行ってきました。
その7 未来のアスリートを指導
春先に、福井と千葉でジュニア選手の陸上教室でコーチをさせていただきました。
普段は、大人のマラソンランナー中心に指導させていただいていますので、小学生から中学生を指導するのは、新鮮さと同時に緊張感がありました。
子どもは大人と違い制限なく私にぶつかってきます。子どもにコーチするために私も子どもに本気でぶつかっていきました。
私が今回、ジュニアの陸上教室で気付いたことは、
あえて専門外のリレーをやってみたり、ボールを投げてみたりと違うことをやってみるのが、自分自身の可能性を広げることになるということ。
そして、“上手い下手”や“速い遅い”を競うのではなく、楽しんで実践することの大切さー。
走るのが楽しい!という気持ちをきっかけに、未来のトップアスリートが生まれたら最高だなと感じる未来のアスリート指導の機会でした。
【関連記事】→未来のアスリートを育てることの大切さ!福井県でジュニア長距離教室と足羽川ふれあいマラソン大会に参加してきました
2017年下半期の抱負
以上が、加納由理の2017年上半期の7大TOPICSです。
これまでは「走ることで結果を出す」という世界にいましたが、
今は立場が変わり、走ること以外でこれまでの経験を生かしてノウハウを提供するということもさせていただいています。
下半期は更に、ビジネス面で進化をしていきたいと考えています。
今、進行中の「星峠棚田マラソン」の展開や、企業とのコラボ企画である「ランニングを通じてのチームづくり」など、やってみたいことはたくさんあります。
もちろん、ランナーとしての加納由理も進化していきます。
可能性がある限り様々なことに挑戦していきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。