20年間向き合い続けたウエイトコントロール〜大学編〜 ブログ | 加納由理オフィシャルサイト

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パンダブログ

2019年2月27日

20年間向き合い続けたウエイトコントロール〜大学編〜

こんにちは、加納由理です。

22年間の自分の競技振り返り記事として、「20年間向き合い続けたウエイトコントロール」と題し、時代を順に追いながら昔話を書かせていただいています。

少し間が空いてしまいましたが、前回までの記事はこちらをご覧ください。

中学時代→こちら

高校時代→こちら

今回は大学時代。

この時期はようやく自分なりに納得できる結果が出せるようになりましたが、全てが最初から順調だったわけではありません。

中学、高校時代とはまた違った悩みや苦労が多く、それは体や心、そして環境の変化によるところが大きかったんだろうなと思います。

試行錯誤しながらも結果がついてきたことで自信になりました。

そして、自分が何処に向かっていて、選手としてどうなりたいかが明確になったのがこの時期でもあります。

読んでいただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

大学1年目の夏からなぜか体重が増え始める?


写真は、大学3年生の時のユニバーシアード

女子選手は管理されるなかで競技を続けている選手が少なくないと感じています。

体重の変化が大きい女子選手にとっては、ウエイトコントロールを自分一人でやるのはなかなか難しいもの。

故に監督やコーチあるいは親に管理され、食事やトレーニングの量を調整することで、体重を保ってきた選手が多い印象を受けます。

実家や寮にいれば食事の心配をする必要もないですし、競技に集中できますからね。

しかし、そんなありがたい環境がずっと続くわけではなく、私の場合は大学生になってから一人暮らしをすることになりました。

立命館大学は私の時代はまだ、陸上部の寮があるわけではなく、これが人生で初めての親元を離れた一人暮らしでした。

ただ、自己管理能力に関しては、ある程度自信もあり、不安はあまりなく、4月に入学してから夏までの3ヶ月は、5月の関西インカレの5,000mで2位、10,000mでは初挑戦で優勝。

きちんと結果も残せていました。

入学してしばらくは、ほとんど体重の変化もなく、順調に大学生活をスタートすることができました。

ところが、1年目の夏過ぎから少し状況が変わってきます。

なぜか体重が増え始めたのです。

自分では体重が増えないよう、食べるものも気をつけているつもりだったので、何故体重が増え始めたのかわからず、非常に戸惑いました。

明らかに高校時代よりも練習量は多くなっているし、食事も気をつけていたので太ってしまった理由は見当すらつかなかったです。

私は高校時代から太りやすい体質になっていて一度体重が増えてしまうとなかなか減らず、苦労しました。

だからこそ、日常生活の管理には非常に神経質になっていましたが、それでも増えてしまった理由は結局わかりませんでした。

今になって考えれば、日常生活での活動量に原因があったのかなと思っています。

高校時代は、朝4時50分に起床して、そこから往復3時間かけて学校へ通って、授業、部活とやって、帰宅が夜の20時でしたから、毎日がフル回転。

それが、大学は朝6時に起床して1時間くらい走って、自転車に乗り10分くらいで学校へ行って昼間は授業を受け、夕方は2時間部活で走って、19時には帰ってきますから、高校時代に比べると日常生活での活動量が少なくなっていたように感じます。

小さなことでもそれがコツコツ積み上がると大きな差になりますから、これも侮れない差。

正直なところはっきりした原因は分かりませんが、今振り返って思い当たることといえば、これくらいです。

あるいは、無意識のうちに一人暮らしによるストレスがかかっていたのかもしれません。

家族みんなで食事をしていれば何気ない会話でクスリと笑ったりするもんですが、それも一人暮らしではほぼなくなってしまいます。笑顔って大事なのかもしれません。

自分では「気づかないところ」や「気づけないところ」に原因があることもあると思います。ウエイトコントロールはだからこそ難しいんですよね。

どのように体重をキープしていたのか?

体重をキープする方法はおそらく色々な方法があるでしょう。

私のやり方が正解だとは思わないですし、これから書く方法が当てはまらないといった方もいると思っています。

人の体は十人十色なのでそっくりそのまま真似することはお勧めしません。

ただ、私の経験をご紹介することで何らかのヒントになってくれたら嬉しいですし、考えるきっかけにしてもれえたらいいなと思っています。

①「ここぞ!」という時には3食自炊してスペシャルメニューを食べていた。

私の場合、目標がはっきりするとそれを達成するために、集中できることは長所なので、大きい目標があるときは必ず、ウエイトコントロールもうまくできていました。

しかし、大きな大会がなくなると気持ちが緩んでしまうのか、ついつい体重が増えていました。

駅伝、インカレ、日本選手権など大学時代に目標にしていた大会は 4〜11月だったので、そこが私のインシーズン。

逆に言えば12月から3月までがオフシーズンになるため、体重も1〜2kgほど増加し、152cmと小柄な私はこれだけでも見た目にかなり変化が出ました。

冬場の走り込みの時にこの増加分を減量して4月のトラックシーズンに入るころには40kg前後まで戻していたのですが、最後は食事の面でかなり節制して量をコントロールしていました。

これまで実家にいた時は栄養満点のご飯をお腹いっぱい食べていましたが、大学生になるとそれではなかなか体重が落ちなかったため、「ここぞ!」という時は3食完全に自炊して体重を落としました。

どういったメニューを食べていたかというと

朝:ご飯(少なめ)、味噌汁(野菜・豆腐)、ゆで卵、果物など

昼:ご飯、ゆで卵、野菜、鶏ささみか胸肉の焼いたもの

夜:ご飯(少なめ)、鶏ささみか胸肉焼いたもの、煮物(ひじき・茹で干し大根など)、野菜、果物

といった感じです。

年中こういった食事内容ということではなく、普段の食事はいたって普通です。

ただ、体重を落とす時は徹底して食事内容をコントロールしなければ私の場合は落ちず、かなり徹底しました。食事のコントロール期間は2週間〜1ヶ月。

高校生の頃までの頃はこんな食事制限をしたことがなかったのですが、年齢や環境の変化によってこういうことも必要なのかなと思っています。

②体重を落とすことを目的にして練習内容を変えない

体重を落とす時に私が一番気を使っていたことは「体重を落とすことを目的にしない」ということでした。

かつて貧血で苦しんだ経験がそうさせていたのかもしれません。

練習はきちんとやっていましたし、コーチのメニューは信頼していたので、それをいじってあえて何か特別なことはすることはしませんでした。

ときどき、厚着をして長時間走ったり、食後にカロリーを消費するために走るといった減量方法を聞きます。

否定はしませんが、私はやりませんでした。

それをやり始めると体重を落とすこと自体が目的になってしまって、本当に大事な競技での結果には繋がらないと思っていましたし、走るのが嫌いになってしまうのではないかと思ったからです。

強くなりたいという気持ちは人一倍強かった自信はあります。

だからこそ、体重を落とすことはそのための手段であって、目的にはならなかったんでしょうね。

無理な減量はしなかったので、4年間で貧血は一度もなし。怪我も3年の冬に一度左足のふくらはぎの筋膜炎をやっただけです。

まとめ

ウエイトコントロールに関する相談は色々な人から受けます。

自分も長く悩んだ課題だったので、その苦労は痛いほどよくわかります。

こうして自分の経験をまとめていて改めて気づくことは、年齢や状況が変わればウエイトコントロールの方法も変わってくるということです。

一つの成功体験(こういう方法で体重が減った!など)にこだわっていると、どこかでうまく体重が落ちなくなった時にとても戸惑い苦しみます。

同じことをやったとしても、必ずまたうまくとは限りません。体質、生活、トレーニングが変わっていますからね。

自分の体のことが客観的にみた上で、どれだけ自分を律することができるか?が非常に大事です。

何か特別なことをするよりも基本的な生活を見直したり、当たり前のことを当たり前にやるということが大前提で、サプリメントや特別なトレーニングによって急激に痩せるということは私はあまりお勧めしません。

まずはしっかり自分と向き合って下さい。

そして、私が声を大にして言いたいことは、ウエイトコントロール自体を走る目的にしないでほしいということです。

体重を気にするあまり、そのことだけを考えてしまうと体重を落とすために走るようになってしまい苦しくなります。

場合によっては、やりすぎて貧血を起こしたり怪我をしやすくなったりして、何故走っているのかさえわからなくなってしまい、そうなるととても残念です。

自分自身がどこに向かっているのかという気持ちは、大切にしてもらいたいですね。

中学編、高校編、大学編と書かせていただきました。

これから長く競技を続けたい選手、選手を指導するコーチ、陸上ファンの方の参考に少しでもなると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。


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