2019月04年04日
2020東京オリンピックマラソン選考会(MGC)が、9月15日に開催されました。
私自身も、マラソンでオリンピックを走りたくて、競技をしていましたので、今回の新しい選考はとても注目していました。
代表選考会(MGC)記事については→こちら
今回の1発選考。
「加納さんは、前の選考の形と今回、どっちがいいですか?」ってよく聞かれてました。
「分かりやすいのは、1発ですし、気持ちもそれのほうが納得できるんじゃないですかね。」って感じでした。
でも、自分ごとと考えると、相当のプレッシャーの中で走ることになるので、正直、平常心でスタートラインに立てるのかってとこです。
注目されるかそうでないかでも、プレッシャーの感じ方は違って来るのでなんとも言えないですが、今日レースを走った選手は、半端ない緊張感の中で戦ったはずです。
男子は、設楽選手(ホンダ)が、スタート直後から、このオリンピックかかったレースで、日本記録上回るペースで飛び出すって、相当な覚悟何じゃないかと。一時は2分差にまでなりましたから、ほんとこのまま行ってもらいたいって思ってました。
37kmで後続に捕まって、後ろにさがってしまいましたが、あの走りは誰でもできるレースではないなと。
40kmから、優勝した中村選手(富士通)、2位の服部選手(トヨタ)、3位の大迫選手(ナイキ)の、争い。
ここまで、40km走って来てますからね。
もう、スピードある云々ではないんじゃないかと。
どれだけ足が残ってるか。
ここまできたからには、オリンピック掴みたいって気持ちがめちゃくちゃ伝わってきました。
女子は、最後までもつれた男子とは対処的なレースでしたが、この暑さで前田選手(天満屋)の淡々とした走りは、ほんと暑さにも強いんだなと感じました。
20km以降は、一人ひとり選手が単独走になって、気温が上がって来る状況の中でのレースでしたので、後ろから追う側は、自分も苦しいし、前も苦しいってのはわかっていても、身体が動かなくて前を追えないって状況は、ほんと難しいレースだったと思います。
私も実は2007の北海道マラソンで台風一過の真夏のレース走ったことあるんですけど、無謀にも最初からぶっ飛ばしたレースしたことあるんです。
20kmから「なんかおかしいいぞ。」ってなって、25kmで「やっぱりおかしい。」になって、30kmで急激なペースダウンをしました。
結果、走り切れたので良かったですが、夏のマラソンはそれだけリスクも高いので、今回、このレースを戦った選手は、みんなよく頑張ったと思います。
そりゃ、このレースを走るための選考会も戦って来てるんですからね。
男子の優勝した中村選手(富士通)、2位の服部選手(トヨタ)、女子の優勝前田選手(天満屋)、鈴木選手(日本郵政)、オリンピック内定おめでとうございました。